運送コスト
3択
アプリケーション

当サイトで紹介したPickGo(CBcloud株式会社、https://pickgo.town/)・MOVO(株式会社Hacobu、https://movo.co.jp/shipment_matching)・トラクルGO(エイクロス株式会社、https://www.torakuru.jp/)の3つの求車システムをまとめ、それぞれのメリットを紹介します。

サービス開始時期

「マッチングサービス」「AI」が近年で急速に普及しはじめたということもありますが、わずか数か月の差でもその知名度や普及率に大きな差が出るシステム業界。3つのサービスは次の時期にリリースされています。

サービス名開始時期
PickGo2016年6月(2017年6月に現在の名称に変更)
MOVO2016年11月
トラクルGO2019年9月

いずれも始まって数年ですが、もっとも歴史と安定感があるのはPickGo、もっとも新しいものはトラクルGOですね。

運賃・手数料

人手不足により上昇傾向にある運賃ですが、サービス内ではどのように決定されるのか、また、その手数料はいくらなのかをまとめたのが次の表です。

サービス名運賃手数料
PickGoPickGo見積もり料金(直接交渉可)荷主から
250,000円以上の振込:金額の10%
250,000円未満の振込:金額の15%
MOVOMOVO料金OR入札無料
トラクルGO入札制(荷主も運送会社も希望金額を提示)キャンペーン期間中は無料
その後は荷主は1案件につき500円(税別)

サービス内の目安料金を示してくれるPickGo・MOVOに対し、トラクルGOでは入札制のみになっています。運賃の相場がわかりにくいといわれる運送業界ですが、目安を示してくれることで荷物の条件に応じた運賃を決定しやすくなります。また、MOVOやトラクルGOは現在は手数料が無料なので、このようなサービスを導入したい会社にはぴったりですね。

対応地域

日本全国で毎日トラックが走っているわけですが、それぞれのサービスの得意な地域もあるようです。以下の表にまとめました。

サービス名対応地域
PickGo都心部
2020年1月現在では、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都など
MOVO集荷対応は関東・近畿・東海地方
配送可能エリアは全国
トラクルGO現在は関西の会社が多いが全国対応

数年間サービスを提供してきたPickGoとMOVOは共通して首都圏・関西の都市部が強いようです。需要と供給を考えるとその理由も納得できます。サービスを展開し始めてまだ数か月のトラクルGOは現在関西の会社の登録が多いようです。

特長

もっとも重要な決め手となるメリット。それぞれの良さはたくさんあるのですが、以下の3つをピックアップしました。

サービス名特長
PickGo業界No.1のマッチング率と業界最速のスピード
個人・法人どちらでも利用が可能
フリーランスドライバーとして開業する方にも易しい
MOVO24時間いつでも見積もりを作ってくれる
緊急の荷物に強い
入札もできるので安価に手配できる
トラクルGO国交省の書面化推進ガイドラインに準拠している
事務作業・請求業務・支払い業務の負担が減る
始まったばかりのサービスなので改善しやすい

一般貨物や軽貨物などの運送全体を網羅し、登録社数がすでに業界No.1のPickGoは、フリーランスとして働きたい方にも易しく導入しやすいサービスです。一方MOVOは運賃の決定方法が2種類あるためより低コストで運送を依頼でき、見積もりを簡単に作成してくれるので24時間いつでも運送依頼を検討できるのではないでしょうか。また、最新サービスであるトラクルGOは国交省のガイドラインに沿った書類作成等で働き方を見直すツールとしても使用できそうです。

まとめ

業界No.1のPickGo、24時間対応のMOVO、スタート間もないトラクルGO。それぞれの情報を比較しメリットをまとめました。3PLが導入されより快適になったと思われた物流業界ですが、シェアリングエコノミーが進められマッチングサービスの需要はより高まるのではないでしょうか。