トラクルGOはエイクロス株式会社が提供する運送マッチングサービスで、生産性向上・業務効率化・労働環境の改善を実現し、
ホワイト物流を目指すために生まれました。
エイクロス株式会社は2019年3月に設立されたばかりの会社です。業務量の増加と人手不足から「ブラック化」が進んでいた物流業界ですが、
エイクロス株式会社はIoTを活用して業務効率化や労働環境の改善を促し、「ホワイト物流」を実現するためにトラクルGOを運営しています。
現在は関西の会社が多いようですが、全国での展開予定のようで、九州や関東の登録会社もあるようです。
この記事では運送マッチングサービス「トラクルGO」について紹介していきます。
運賃以外に必要となる費用
運賃は荷主側から希望金額を提示し、運送会社も入札時にそれぞれの希望金額を提案します。
登録料・会費がは無料で利用できます。
荷主は荷物1案件につき500円（税別）の手数料がかかりますが、現在キャンペーン期間中につき手数料も無料で使うことができます。
運送会社は手数料もなく無料で荷物を探し、運ぶことができます。
利用の流れ
- 荷物の登録（荷主）
※荷物の登録方法にはExcelからまとめて取り込んだり、よく使う情報はテンプレート登録したりできるようです。 - 入札（運送会社）
- 選定（荷主）
- 運送（運送会社）
- 評価（双方）
荷主も運送業者も互いに希望金額を提示することができるため、運賃の金額の適正化を図ることができるのではないでしょうか。
メリット
トラクルGOはドライバーの働き方だけでなく、事務作業の削減を実現し、配車担当者の負担を軽減してくれます。
また、荷物登録はExcelでまとめて行ったりテンプレートを登録したり…面倒な入力作業を簡略化できます。
トラブルの原因が明確
荷物の情報や契約内容、メッセージでのやり取りがすべてシステム上に残るため、トラブルが発生しても原因が明らかになりスムーズに対処できます。
書面の自動作成機能
国土交通省が推進している書面化推進ガイドラインに準拠した書面が自動作成されるため、時代を先取りして取引の管理ができます。
安心して選べる取引相手
荷主・運送会社ともに今までの取引でつけられた評価を見て判断できるため、初めての取引をする相手でも安心して選ぶことができます。
ドライバー用アプリ「トラクルGO Drivers」
「トラクルGO Drivers」を使うと荷物情報の自動送信・位置情報の共有・日報の自動作成により
運送会社とドライバーのこまめな連絡の手間が不要になり、事務作業を軽減します。
ユーザー登録方法
仮登録・本登録の手順があるようです。
HPから「参加方法、『一般貨物自動車運送事業』の許可番号（運送会社のみ必須）、会社名、氏名、住所、メールアドレス、電話番号」を入力し、送信したら仮登録が完了します。
審査後、仮登録で記入したメールアドレスにメールが届き、そのメール本文に書いてあるURLから本登録をすることができます。
※運送会社は『一般貨物自動車運送事業』の許可が必要であり、軽貨物運送の『貨物軽自動車運送事業』の許可では登録ができないのでご注意ください。
特長
相互評価制度
荷主が運送会社を評価するという機能は従来のサービスにもあったのですが、運送会社が荷主を評価できるものはありませんでした。
荷主と運送会社のパワーバランスを統一し、対等な関係を築くことができるように設定されているようです。
業界最先端の内容の「運行取引書」を自動で書面化
国土交通省により作成された「トラック運送業における書面化推進 ガイドライン」にのっとり、 荷積みや荷卸しなどの運送業務以外の附帯業務、荷待ち時間の料金についても記載できるようになっています。
荷物登録に必要な情報（荷主様向け）
荷物を出す際は以下の情報を入力します。
- 荷物情報：品名、重量、規格、荷姿、付帯業務、車両など
- 積込先情報：担当者名、会社名、連絡先、住所、日時
- おろし先情報：担当者名、会社名、連絡先、住所、日時
- ファイル添付（任意）
- 希望金額
- 入札期日
詳細な情報を入力する必要がありますが、最初に運送会社に細かく伝えておくことで面倒なやりとりを防ぐことができるようです。
まとめ
トラクルGOはまだリリースされて間もないですが、国交省のガイドラインに準拠した書面や事務作業・請求業務・支払業務の軽減など、社員一人ひとりの働き方を改善する要素が大きいサービスです。トラクルGOは人手不足に悩む運送業界の大きな手助けとなる可能性が高いサービスなので、初期から参加することで他社よりも早く一歩進んだ働き方を社員に提案できるのではないでしょうか。
気になる方は公式HPをチェック！
→ https://www.torakuru.jp/
